みなさん、こんにちは
魂がよろこぶ こころの自己治癒力を高めるカウンセラーの とみ です。
本日も読んでくださりありがとうございます。
みなさんは気づくと頭の中をぐるぐると駆け巡っている自動思考をなんとか止めたいと思っていませんか?
HSPやアダルトチルドレンの方は、特に自動思考に悩まされることが多い傾向にあるようです。
今回は、自動思考が湧いてきた時の対処法についてお話ししてみます。
■自動思考はない方がいい?
やらなければいけないことがあるのに、邪魔されたり、わけもなくネガティブな感情に押しつぶされそうになったり、自動思考なんてない方がいいって思うのも無理もないですよね。
でも、本当に自動思考ってない方がいいものなのでしょうか。
アドラーも「あらゆる行動には目的がある」と言っています。
それなら、自動思考にも何らかの目的があるのでしょうか?
自動思考は過去の体験からくるものです。
脳が勝手におせっかいを焼いている状態、心配性のお母さんのようなものなんですね。
だから、傷ついた経験や苦しい思いをして後悔したことなどを覚えていて
「もう二度とあんな思いをしてほしくない」
「あなたが辛い思いをして泣くのをみたくない」
と出てくるんです。
ちょっと見方を変えると、危険を回避するために瞬時に判断を下したり、過去の経験を活かして、同じミスを繰り返さないようにしてくれていたりするんですね。
■自動思考と仲良くしよう!
こんな風に、自動思考は「良かれと思って」私たちのために動いてくれている存在でもあるのです。
なので自動思考を否定せず、うまく付き合っていく方法を考えてみましょう。
自動思考と仲良くするために必要なのは、自動思考を無理に消そうとせず、まずは認識することが大切です。
自分の中でどのような自動思考が生じているのかを観察してみましょう。
そして、自動思考をポジティブな視点に変える練習をしてみるのもお勧めです。
例えば、「また失敗するかもしれない」と思う代わりに、「これは成長のチャンスだ」と考え直してみるのです。
■自動思考を否定すると・・・
そうはいっても、頭の中を四六時中駆け巡っている自動思考から解放されたいと思う気持ちもわかります。
自動思考さえなかったらどんなに楽だろう、と思いますよね。
でも、自動思考も私たちの一部なんです。
ですから、自動思考だけを封じ込めようとすると歪みが生じます。
ふだん、物静かな人がある時、突然、激しい怒りを爆発させるなんていうのは、まさにこのためです。
このように自動思考を無視して抑え込もうとすることで、後で大きな問題に発展する可能性があるのです。
自動思考を悪、意図的な思考を善のように、良い悪いで分類して片方を抹殺するのではなく、どちらも自分の一部としてまるっと受け止められるといいですね。
■自動思考が湧いてきたら
自動思考が湧いてきたら、まず、「今ここでは何も起きていない」ことを意識してみましょう。
そして、自動思考に「あなたの目的は何?」って聞いてみるといいでしょう。
「自動思考さん、ありがとう、でも、もっと別の方法で教えてね。」と伝えるのもいいでしょう。
こんな風に自動思考を無くそうとするのではなく、自動思考の意図するところを聞いてみて、いっしょにすすんでいくことが大切です。
自動思考は私たちの一部です。
自動思考を理解し、受け入れることで、自己理解が深まり、より豊かな人生を送ることができます。
試してみたけれど自動思考が次から次へと湧いてきて、どうにも対処できないという方は、私といっしょにあなたに合った自動思考の手放し方を考えてみませんか?