みなさん、こんにちは
魂がよろこぶ こころの自己治癒力を高めるカウンセラーの とみ です。
本日も読んでくださりありがとうございます。

今日は、誰もがつい求めてしまう「真実」についてお話してみようと思います。

■真実はひとつ?

「真実はいつもひとつ」というのは、名探偵コナンの決めゼリフですが、みなさんは真実はひとつだと思いますか?

「真実」を辞書で引いてみると、「うそ偽りのないこと。本当のこと。」と出てきます。

「真実」というのは、物事の本質や事実に基づくもの、あるいは変わらない普遍的なものを指すことが多いようです。

人生において何が正しいか、何が本質的であるかを知りたいという人は多いのではないかと思います。

「真実」を求めるのは人間の自然な欲求のようです。

この欲求は、物事の本質を理解し、正しい判断をしたいという人の気持ちに根ざしているのでしょうね。

■真実は外部の情報から得るもの?

一般的に「真実」を見つけるために他人や外部の情報に頼る傾向があるのも事実です。

他人や外部の情報に頼ってしまうのは

自分自身の知識が不足していたり、判断に迷うような時に他人や専門家の意見を聞くことで安心感を得られるからだったりするのです。

特に、HSPやアダルトチルドレンの人たちは、安心感や自己価値を確認し、こころの安定を保つために「真実」を求めることが多いようです。

今の時代は情報が溢れています、どれが本当に信頼できる情報かを見極めるのが難しくなっています。

結果的に信頼できる人の意見や情報に依存しがちになります。

例えば、ニュースやSNSで見た情報に影響されて、『これが正しい』と思ってしまうことがありますよね。

そして、ついそれに従って行動してしまうこともあります。

社会には多数派の意見や価値観というものがあって、それに従うように圧力がかかることもあります。

そうすると自分本来の考えや感覚が薄れてしまうことにもなりかねません。

メディアはしばしば特定の視点や立場を強調して情報を提供します。

そのため、受け手である私たちは無意識のうちにそのバイアスの影響を受け、真実を歪められてしまうこともあります。

他者の意見や判断、特に親しい人や尊敬している人意見や判断は、自分の意見に大きく影響します。

自分の意見を持つよりも他の人の意見に合わせる方が楽に感じることもあるでしょう。

もちろん他人の意見や情報は、私たちが視野を広げたり、他人の視点を理解したりするのに役立ちます。

特に、自分の経験や知識だけでは得られない情報や洞察を提供してくれる場合、それはとても価値のあるものです。

■真実といってもいろいろある

でも、人それぞれの経験や背景、価値観は異なります。

同じ出来事や情報を受け取っても感じ方や解釈は違いますよね。

他人の意見や社会の基準が必ずしもあなたの真実と一致するわけではありません。

真実は一つ、これが真実というものがあるようにも思えますが、よく考えると「真実」というもの自体が人それぞれの視点や解釈によって作り出されたもののように感じられませんか?

たしかに、現実をどう見るか、どう解釈するかは個々の経験、信念、価値観によって異なります。

これは「主観的な真実」とも言えるかもしれません。

例えば、ある人にとっては挑戦が喜びであるのに対し、他の人にとってはそれが恐怖や不安に感じられるかもしれません。

また、普遍的な事実や原理など、「客観的な真実」として捉えられるものも存在します。

誰が見ても同じように確認できる事実、例えば、水が100℃で沸騰する、地球は丸い、などは客観的な真実ですね。

でも、どんなに客観的に見えていても、その真実もまた人の認識を通して理解されるもののため、完全に主観から独立しているわけではありません。

つまり私たちの認識によって自由に変わる可能性があるということです。

もしかしたら、真実とは、一つの絶対的な答えを求めるよりも、その変化や多様な解釈を受け入れる姿勢が大切なのかもしれません。

このように、他人の意見や社会の基準はあくまで参考にすべきものであり、絶対的な「真実」として受け入れるべきではないように思います。

■内なる声に耳を傾けよう

一方で、内なる声や直感は、しばしば無意識のうちに積み重ねられた経験や知識の結果として現れます。

これらは、表面的には理論や外部の意見と対立することがあっても、自分にとって最も適切な判断を示してくれることが多いのです。

自分自身を振り返ることで、表面的なできごとの裏にある本質的な問題や自分の感情に気づくことができます。

外部の意見や情報は、しばしば表面的な部分に焦点を当てがちですが、自分の内面に目を向けることで、真の答えを見つけられるようになります。

他人の意見を聞くことは大切ですが、最終的には自分の価値観に照らして判断することになりますよね。

自分を振り返ることで、

自分が何を大切にし、どのように生きていきたいのかを確認してみたり、

外部の意見や情報が自分にとって意味のあるものかどうかを見極めることも必要です。

こうした振り返りや確認をせずに情報を鵜呑みにしてしまうと、

他人の意見に振り回されやすくなり、自分本来の考えや感情が見えなくなってしまいます。

■真実は自分の中にある

私たちの「真実」に対する認識はしばしば歪められたり、変わったりします。

ですから、他人の意見や情報は参考にするべきものですが、自分自身の内なる声に耳を傾け、自分自身の感じ方や考え方を尊重することが大切です。

私たちは、真実や正しさを探し求めることが多いですが、実はその答えは一つではなく、人それぞれ違うものです。

真実は自分の中にしかないのです。

自分の気持ちや考えを信じることで、自分らしい生き方ができるようになります。

そして、それがあなたにとっての「真実」なのではないでしょうか。

日々のちょっとした時でも、自分自身の内なる声に耳を傾け、自分なりの真実を見つけてみるとよいのではないでしょうか。

自分なりの真実と言われても・・・という方は、私と一緒に見つけてみませんか?