誰もが特別な存在～雑草に学ぶ、あなたの本当の価値

みなさん、こんにちは
魂がよろこぶこころの自己治癒力を高めるカウンセラーのとみです。
本日も読んでくださりありがとうございます。

あなたは、「自分なんて何の取り柄もない」と思うこと、ありませんか？ HSPやアダルトチルドレンの方には多いのではないでしょうか。
今日は、そんなあなたへ、あなたが大切な存在であり、特別な役割を持っているということをお伝えしたいと思います。

■自己否定は心と体に悪影響

「自分なんてなんの取り柄もない」と思うことは、自分自身を否定していることになります。

自己否定は自分の価値を認めないことにつながり、自己肯定感が低くなり、ポジティブな考えができなくなります。

この状態が続くと、気分が落ち込みやすくなり、うつ症状が現れることもあります。

更に、他人に対しても否定的な見方をしやすくなるため、対人関係の摩擦が起きやすくなります。

また、慢性的なストレスを引き起こすので、頭痛、筋肉の緊張、消化不良、免疫力の低下など、体のさまざまな部分に悪影響を及ぼします。

入眠困難、中途覚醒、早朝覚醒、睡眠の質の低下など、睡眠障害が発生しやすくなります。

食欲にも影響を及ぼすので、過食や食欲不振が起こり、体重の増減や栄養バランスの乱れが生じることがあります。

こんな状態、誰も好んで続けたいと思いませんよね。

でも、なかなか自分に自信が持てない時、ついつい自己否定の感情に支配されてしまうものです。

そして自分自身を見失ってしまうこともあります。

でも、草花の世界を見てみると、私たちが小さくても貴重であることを教えてくれるものがあります。

■雑草にだって役割がある

あなたは雑草と聞くとどんなイメージを持ちますか？

庭や畑で植物を育てている人にとって邪魔な存在ですよね。

雑草は草花や野菜に比べて成長が早く強いので、作物のための栄養分を横取りしたり、背丈が伸びて太陽の光を遮ったりするのです。

邪魔ものと扱われているこの雑草、実はその土壌に不足している成分を補ってくれているのです。

例えば、みなさんがよく知っている「つくし」。

成長すると「スギナ」になるのですが、この植物は酸性の土壌に生えてきます。

ところが、スギナにはアルカリ性のミネラル類が豊富に含まれているのです。

つくしがスギナになってスギナが枯れて分解され土に還るときにアルカリ性の成分が加わります。

自然の力で酸性に偏った土壌を正常に戻そうとしているのです。

もう一つ、スベリヒユってきいたことありますか？

畑や道端、空き地、庭などの日当たりのいい場所に自然に生えてくる、ぱっと見ると松葉ボタンみたいな感じの草です。

畑などでは抜いても抜いてもすぐに生えてくるので害草として知られています。

このスベリヒユ、食材として売られている地域があるんですよね。

お浸しにしたり、炒め物にしたり、乾燥させて保存食にまでするんだそうです。

それだけでもびっくりなのですが、なんとこのスベリヒユ、めちゃくちゃ栄養価が高いのです。

ビタミン・ミネラル・たんぱく質・オメガ３系脂肪酸などを含んでいて花粉症やアトピー性皮膚炎の緩和や抗うつ作用、記憶力アップなどの効果もあるのだそうです。

それなのに、ただの雑草、邪魔な存在だと思っていたなんて猛反省です。

■自分の役割を見つけよう

雑草の話が長くなりましたが、どんな人もそれぞれに持って生まれた使命があり、誰ひとりとして要らない人間なんていないのです。

あなたの存在も周囲に良い影響を与えています。

まずはそれに気づくことが大切です。

その為に、日常生活の中で自分にできる小さなことを見つけてみましょう。

例えば、

毎日感謝できることを書き出してみる。

自分の生活に存在するポジティブな面に気づかことができ、自己肯定感が高まります。

身近な人への小さな手助けをする。

家の手伝いやボランティア活動など、なんでももいいのです。

エレベーターに乗った時に、降りる人のために開くボタンを押してあげることなど簡単にできそうですね。

これなら「お先にどうぞ」と声をかけなくても自分が最後に下りればいいだけで、いっしょに乗った人への手助けになります。

こんな小さなことでも積み重ねることによって自分が他人にとって価値のある存在であることを実感できるようになります。

毎日のルーチーンをちょっぴり変えてみるのもお勧めです。

朝の時間を少し早めてゆっくり朝食を取ったり、夜にリラックスする時間を設けるのもいいですね。

小さな変化でも生活全体の質が向上し、自己満足感が増していきます。

■まとめ

草花がそれぞれに特定の役割を持つように、私たち人間も誰もが生まれながらにして持っている独自の使命があります。

自分の存在意義を見出すことは、たとえそれが小さな一歩であっても、重要な成長です。

自己否定の感情に囚われることは、誰にでも起こり得ることです。

でも、その時「自分なんて・・」と考えるのではなく、逆に成長の機会と捉えることができれば、新たな自分を見つけることができます。

まずは、今、自分にできることを見つけてみましょう。