みなさん、こんにちは
魂がよろこぶ こころの自己治癒力を高めるカウンセラーの とみ です。
本日も読んでくださりありがとうございます。

今日は、自分の中のいろいろな顔に戸惑いどれも本当の自分ではないと思っている方へ本当の自分を見つけるヒントをお伝えします。

■どの自分も嫌いで、本当の俺じゃなくて・・・

ドラマを見ていたら、こんな場面がありました。

ある時、B子さんにひどいことを言ってしまったA男さんが、B子さんに謝った際に、こんなことを口にします。

「こんな人間になるはずじゃったのに。
周りにちやほやされたくらいで調子に乗って浮かれたり、
仲間になめられたくなくてわざと女性をぞんざいに扱ったり、
肩書のある人に引け目を感じて無駄にかっこつけたり、
将来に不安を感じて友人を妬ましく思ってしまったり、
どの自分も嫌いで、どれも偽物というか…本当の俺じゃなくて…」

こういわれたB子さんは
「ううん。どれもあなたよ。
人が持っている顔はひとつじゃないから。
たとえ周りに強いられていても、
本心じゃなくて演じているだけでも、
全部あなたなの。」
と声をかけます。

この話をきいて、人はなかなかマイナスの自分を認めることってできないんだよな、って改めて思いました。

A男さんは、「男としてこうあるべき」とか「男らしくあらねばならない」といった信念やプライドがあるがために、そして親の期待に応えようという思いから、これまで自分を演じたり、葛藤したり、迷ったりしながら過ごしてきたのだと思います。

こんな風に

自分が嫌い、
こんな自分もあんな自分も、
どの自分もキライ
どれも本当の自分じゃない

と思って生きづらさを抱えている人って多いんですよね。

そして、本当の自分を探してもがき続けているんです。

■そもそも本当の自分って何?

そもそも本当の自分って何でしょうか?

本当の自分を知るには自分がどのような価値観を持ち、何に対して情熱を持ち、どのような行動や反応をするのかを深く知ることが必要です。

自己認識が深まると、自分がどのような状況で本当に満足感や幸福感を感じるのかが見えてきます。

更に、冒頭でお話ししたように人は誰しもいろいろな顔を持っています。

仕事をしている時の自分、友人といるときの自分、家族といるときの自分など、状況によって異なる側面を見せます。

これらの多様な側面すべてが「本当の自分」なのです。

ですから一つの固定された「自分」を探すのではなく、これらの多面的な部分をすべて受け入れることが大切です。

■受け入れがたい自分に遭遇したときにはどうしたらよい?

でも、受け入れがたい自分に遭遇したときにはどうしたらよいでしょうか。

そんな時は、まずそんな自分がいることに気づいてあげましょう。

さらに、そんな自分のネガティブな感情や考えを抑え込むのではなく、それらをそのまま感じてみることも大切です。

そして、ネガティブな感情に囚われず、それを外から眺めるようにします。

例えば、「今、自分はとても不安を感じている」と客観的に眺めるように認識することで、その感情が一時的なものだと理解できます。

更にネガティブな感情を持っている自分に対して優しく、理解ある言葉をかけましょう。

例えば、「今の自分はとてもストレスを感じているけれど、それも当然だよね。大変な時期なんだから。」といった感じです。

■どんな自分もあなたなの

こんな風に自分の中の認めたくない自分に対して寄り添い受け入れていくことで、どんな自分も自分の一部であると思えるようになります。

すると、自分自身の内なる声にも気づくことができるようになります。

周りの期待や社会のプレッシャーに左右されず、自分の内なる声に耳を傾け、その声に従って行動できるようになり、いつのにかこれは本当の自分ではないなんて思わなくなりますよ。

今は、嫌だと思っている認めたくない自分もあなたなのです。

それも含めて自分を受け入れることで、生きづらさから解放され、これが本当の自分だと自然と感じられるようになります。

そうは言っても、自分ではなかなか、「こんな自分を受け入れられない」という方は、私といっしょに受け入れる方法を考えてみませんか?