魂がよろこぶ！こころの自己治癒力を高めるカウンセリング

魂がよろこぶと自己治癒力があがるのですか？という質問をいただきましたので、これについてお話をしてみますね。

そもそも自己治癒力とは何なのでしょうか。

自己治癒力ってなに？

ケガをしたり病気になった時に、病院へ行ったり薬を使ったりしなくても自然と治ることがありますよね？

人間には、ケガや病気を治そうとする機能が備わっています。生まれながらに持っている能力であり、免疫システムでもあります。

これが自己治癒力と言われるものです。自然治癒力とも言います。

ところが、からだやこころに強い負担を受けて、自分の中で処理し切れなくなると、自律神経のバランスが崩れて、からだにさまざまな症状が現れてきます。

自己治癒力が下がってなかなか自力で回復できなくなってしまうんですね。

この自己治癒力を高めるためには、バランスの良い食事や良質な睡眠が必要と言われています。

でも、忘れてはいけないのは、ストレスが大きく関わっているということです。

ストレス状態が継続すると自律神経が乱れます。

自律神経は、交感神経優位にになると血管が収縮して血液の流れが悪くなります。

血液は全身に酸素と栄養を運ぶ役目を持っているので、血液の流れが悪くなると全身の栄養状態が悪くなってしまうのです。

友達とおしゃべりしたり、運動をしたり、旅行に行ったりしてストレスを解消している方は多いかと思います。

このように楽しんでリラックスすることで、副交感神経が優位になり、血液の流れもよくなるので自然と体調が整ってきます。

そんなこと言われても、運動をしたり旅行に行ったりする時間が取れないから困っているんじゃないか？という声が聞こえてきそうです。

そうですよね。気の合う友達とのおしゃべりだってなかなかできない状況にある方も多いのではないでしょうか。

そんな時こそ、魂の声を聴いてあげるのです。

魂の声って何？

「魂の声を聴く？」「何それ？？」って思いましたか？
魂の声とは、あなたの本当の声です。

「本当も何も私が思っているんだから本当の声じゃないの？」と思った方もいらっしゃると思います。

日常の何気ない生活の中で、ふと「疲れたなぁ～」と思った時に、「疲れていても今日はあとこれだけやっちゃわなきゃ」とか、ショッピングをしていて、「あっ、あの服素敵！」なんて思ったときに、「でも私にはこの色は派手すぎる」って思ったり・・・こんな経験ありませんか？

この、「疲れたなぁ～」とか「あっ、あの服素敵！」というように、ふと思ったり、ふと目にしたものを見たときに感じた気持ちが魂の声です。

ところが、この魂の声、一瞬にして思考（顕在意識）が書き変えちゃうんです。
せっかく魂（潜在意識）が教えてくれていたのに、無視しちゃっていることになるんです。

この魂って実は、3歳の子のような特徴を持っています。ですから、私は「3歳の子」って言ったりもします。

魂がよろこぶというのは、3歳の子がよろこぶことって思ってくださいね。

魂の声を無視するとどうなるの？

「疲れたなぁ～」と3歳の子がいっているのに、「あとこれだけやっちゃおうね」といったり、
「ぼく、この服がいい！」って3歳の子が言っているのに、「あなたにこの色は似合わない」と言ったら
3歳の子は、どう思うでしょうか？

「なんでぼくが言ってること聞いてくれないの？」って泣き出してしまうかもしれませんし、拗ねてしまうかもしれません。

そう、3歳の子はとても悲しい思いをしているんです。せっかく話したのに無視されしまっている訳ですから。

こんなことを繰り返しているとどうなるでしょうか。

3歳の子がお母さんに「お母さん、あのね・・・」ってお話しするときをイメージしてみてください。

いっぱいいっぱいお話しを聞いてほしいって思っておしゃべりするわけです。

それなのに、否定されたり、無視されたりしたら・・・

3歳の子は、言っても無駄だと思うようになり、何も教えてくれなくなってしまいます。

もしあなたが、大切な人に伝えたいことがあって話しかけた時に、全然聞いてもらえない、無視されてしまう、ということが続いたらどうでしょうか？

聴いてくれないならもういい！言っても無駄だ！ってなりませんか？


こんな風に
話しているのに無視されることが続くと、どうせ聞いてもらえないから話しても無駄だと思うようになり、魂はだんだん話してくれなくなります。

実はこれがストレスになるんです。

仕事や日々の生活のストレスと魂の声と関係あるの？
って思った方もいらっしゃるかもしれないのでちょっと説明しますね。

例えば、仕事のストレスって、どんなものがありますか？

・一生懸命やっているのに認めてもらえず、否定されてばかり
・上司に理不尽な叱られ方をする
・朝行きたくないなって思っても無理して会社に行く

こんな状況のとき、あなたの魂はどんなことを言っていますか？

・一生懸命やってるんだから認めてくれてもいいじゃないか！
・そんないい方されたら誰だってやる気をなくすよ。もっと言い方考えてよ！
・また、上司に文句言われるのかな、会社なんて行きたくないな。

こんな風に思っていても、口に出せず、場合によってはそんな風に思っている自分を責めてしまう人もいます。

この状態が、魂の声を無視している状態です。

ストレスが続き、溜まってしまうと自律神経が緊張し続けて「自律神経失調症」になってしまいます。

不眠、頭痛、倦怠感などの、体の症状だけでなく、うつ病やパニック障害、適応障害などのこころの問題を引き起こす可能性もあります。

ストレスは万病の元なんて言われる所以ですね。


このように心とからだは切っても切れない関係にあります。

同じストレスを受けても人によって、心やからだに症状が現れる人もいれば、特に影響を受けない人もいます。
また、症状が現れてもすぐに回復する人とどんどん症状がひどくなる人もいます。

この違いは、なんでしょうか。


この違いは、自己治癒力が高いか低いかによるものなのです。

どうしたら自己治癒力が高まるの？

自己治癒力が高ければ、ストレスによるダメージが少ないということは分かったけれど、そもそも、自己治癒力が低い状態だったらどうしたらいいのかって思いますよね。

自己治癒力が低い場合、なすすべがないのでしょうか。

自己治癒力が低いときこそ、なんとかこころや体の症状を回復させたいと思い、苦しんでいるんですよね。

それでも、ストレスを発散しようにも、時間的にも、環境的にもなかなか思うようにいかない・・・

先ほどの例のように、上司に言いたいことが言えないから、毎日会社に行きたくない状態になっていたりするんですよね。


実は、自己治癒力を高めるのに、とっても簡単で、とっても効果的な方法があるんです。
それは・・・

魂の声（本当に言いたいこと）を自分で気づいて認めてあげること。

上司に「一生懸命やってるんだから認めてくれてもいいじゃないか！」と言いたいと思ったら、
「『一生懸命やってるんだから認めてくれてもいいじゃないか！』って思うよね。」って自分自身に伝え返してあげるのです。

「そんないい方されたら誰だってやる気をなくすよ。もっと言い方考えてよ！」って思うよね。
「会社なんて行きたくないな。」って思うよね。
って。

ここで大切なポイントは、「会社行きたくないって思っても行かなきゃダメなんだ！」って自分を追い立てないこと。

会社に行かなくていいというのではなく、まずは「会社に行きたくない」と思っている自分を認めてあげるのです。

認めてあげると、魂は自分の気持ちを理解してもらえたと感じるので、安心します。
3歳の子がよろこんでいる状態です。

たったこれだけのこと？
こんな簡単なことで自己治癒力が上がるの？

そう、簡単なことなのですが・・・
実際は、魂の声に気づくか気づかないかくらいの瞬時に、顕在意識が、「そんなこと言ってる場合じゃない、会社行かなくちゃ！」に書き替えちゃったりするのです。

ですから、顕在意識が書き変える前に、ふと思ったり、ふと目にしたものを見たときに感じた気持ちを、まずは、気づいてあげること。
これがとても大切です。


そして、その気持ちを否定せずにそのまま受け止めて寄り添ってあげましょう。
そうすることで、少しずつ、自己治癒力が高まっていきます。

魂がよろこぶと自己治癒力があがるのは・・・

ここまでお伝えしてきたように、魂がよろこぶというのは、3歳の子（潜在意識）がよろこぶということです。

3歳の子はちゃんと話を聞いてもらえた〜って思うんです。

それによって、ストレスが減り、自律神経が整っていくので、自然と自己治癒力が高まるのです。

でもね、魂の声を無視し続けると、3歳の子が黙ってしまい、それがだんだん習慣になると、自分の本当の気持ちがわからなくなってしまうんです。

なにか嫌なことがあってもそれっていつものこと、って勝手に認識してしまうので、3歳の子は更に頑なになり殻に閉じこもってしまうんですね。

そうなってしまうと、ことあるごとに自分自身を責めてしまったり、なかなか自分の本当の声（3歳の子の声）に気づけなくなってしまうんです。


アダルトチルドレンの症状に苦しんでいる方は、こんな状態であることがほとんどです。

ここから、魂の声に気づけるようになるには、時間がかかります。

ふと思ったり、ふと目にしたものを見たときに感じた気持ちに気づけなくなっているからです。


そんな時は、先程お伝えしたように、「でも、今は頑張るしかない」とか、「自分さえ我慢すれば」などと思って苦しくなった時には、「そうだよね、しんどいよね」、「頑張ってるんだもんね」、とあなたの魂の声に寄り添ってみましょう。

少しずつ、3歳の子が、お話ししてみようかなって思うようになってきます。

あなたは、これまで、ほんとうによく頑張ってきました。ほんとうによく我慢してきました。
そんなあなたを認めて、しっかり抱きしめてヨシヨシしてあげてください。

そうすことで、ふっと気持ちが明るくなったり、体が軽くなったように感じられるかもしれません。

ぜひ、試してみてくださいね。

魂がよろこぶとどうしてこころの自己治癒力が上がるのかについてお話ししましたが、
もし、あなたが、最近なんかイライラするな〜、ストレスを感じることが多いなぁ、って思ったら、自分の中の3歳の子がなんて言っているのか、聴いてみてあげてくださいね。

試してみたけれど、うまくいかないとか、こんな時はどうしたらいいの？と思われた方は、私と一緒に考えてみませんか。